pg_convert
(PHP 4 >= 4.3.0, PHP 5, PHP 7)
pg_convert — 連想配列の値を、SQL 文として実行可能な形式に変換する
説明
pg_convert
( resource $connection
, string $table_name
, array $assoc_array
[, int $options
= 0
] ) : array
pg_convert() は、assoc_array
の中の値をチェックし、SQL 文の中で使用可能な形式に変換します。
少なくとも assoc_array
の要素数以上のカラムを持つ
テーブル table_name
が存在することが前提条件と
なります。assoc_array
の要素名が
table_name
のフィールド名と一致し、また
要素に対応する値はフィールドのデータ型と互換性がなければなりません。
成功した場合に変換後の値の配列、それ以外の場合に false
を返します。
注意:
PHP 5.6.0 以降は、boolean 値も受け付けるようになりました。 PostgreSQL の boolean 型に変換します。 boolean 値の文字列表現にも対応しています。
null
は、PostgreSQL の NULL に変換します。PHP 5.6.0 より前のバージョンでは、論理型のフィールドが
table_name
にあった場合、 対応するassoc_array
では定数true
を使用 しないでください。これは文字列 'TRUE' に変換されてしまい、PostgreSQL では論理型として無効な形式になります。代わりに "t"、"true"、"1"、"y"、"yes" のうちのひとつを用いてください。
警告 この関数は、 実験的 なものです。この関数の動作・ 名前・その他ドキュメントに書かれている事項は、予告なく、将来的な PHP のリリースにおいて変更される可能性があります。 この関数は自己責任で使用してください。
パラメータ
connection
- PostgreSQL データベースの接続リソース。
table_name
- 変換対象となるテーブルの名前。
assoc_array
- 変換されるデータ。
options
PGSQL_CONV_IGNORE_DEFAULT
,PGSQL_CONV_FORCE_NULL
あるいはPGSQL_CONV_IGNORE_NOT_NULL
の組み合わせ。
返り値
変換された値の配列を返します。エラー時には false
を返します。
例
例1 pg_convert() の例
<?php $dbconn = pg_connect('dbname=foo'); $tmp = array( 'author' => 'Joe Thackery', 'year' => 2005, 'title' => 'My Life, by Joe Thackery' ); $vals = pg_convert($dbconn, 'authors', $tmp);?>
変更履歴
バージョン | 説明 |
---|---|
5.6.0 | 実験的な関数ではなくなりました。Boolean/NULL をサポートするようになりました。
未知のデータ型やサポートしていないデータ型は、バリデーションなしにエスケープします。 pg_convert() は任意のデータ型で使えるようになりました。 |
参考
- pg_meta_data() - テーブルからメタデータを取得する
- pg_insert() - テーブルに配列を挿入する
- pg_select() - レコードを選択する
- pg_update() - テーブルを更新する
- pg_delete() - レコードを削除する