pg_update
(PHP 4 >= 4.3.0, PHP 5, PHP 7)
pg_update — テーブルを更新する
説明
pg_update
( resource $connection
, string $table_name
, array $data
, array $condition
[, int $options
= PGSQL_DML_EXEC
] ) : mixed
pg_update() は、data
に関して
condition
にマッチするレコードを更新します。
options
が指定された場合、指定したオプションとともに
pg_convert() が data
に適用されます。
pg_update() は、
field=>value
形式の
assoc_array
で指定されたレコードを更新します。
options
が指定されると、
指定されたフラグを
pg_convert() が
assoc_array
に適用します。
デフォルトでは、 pg_update() は生の値を渡します。 値はエスケープするか、PGSQL_DML_ESCAPE オプションを指定しなければいけません。 PGSQL_DML_ESCAPE はパラメータや識別子をクォートし、エスケープします。 よって、テーブル/カラム名は大文字小文字を区別します。
エスケープやプリペアドクエリであっても、 LIKE, JSON, Array, Regex などのクエリを守れない可能性があることに注意してください。 これらのパラメータはコンテクストに応じて処理されるべきです。 たとえば、値をエスケープ/検証する処理を行うことなどです。
パラメータ
connection
- PostgreSQL データベースの接続リソース。
table_name
- 行を更新するテーブルの名前。
data
- テーブル
table_name
のフィールド名をキーに、 そしてマッチした対象を更新するデータを値にもつ配列。 condition
- テーブル
table_name
のフィールド名をキーに、 そして取得対象となる行にマッチするデータを値にもつ配列。 options
PGSQL_CONV_FORCE_NULL
、PGSQL_DML_NO_CONV
、PGSQL_DML_ESCAPE
、PGSQL_DML_EXEC
、PGSQL_DML_ASYNC
あるいはPGSQL_DML_STRING
の組み合わせ。options
の一部にPGSQL_DML_STRING
が含まれていた場合、 クエリ文字列が返されます。PGSQL_DML_NO_CONV
あるいはPGSQL_DML_ESCAPE
が設定されている場合は、内部的に pg_convert() を呼びません。
返り値
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。 options
に
PGSQL_DML_STRING
が渡された場合は文字列を返します。
例
例1 pg_update() の例
<?php $db = pg_connect('dbname=foo'); $data = array('field1'=>'AA', 'field2'=>'BB'); // これは少しだけ安全です。なぜなら、全ての値がエスケープされるからです。 // しかし、PostgreSQL は JSON/Array をサポートしています。これらの型に // ついてはエスケープされたクエリや、プリペアドクエリでも安全ではありません。 $res = pg_update($db, 'post_log', $_POST, $data); if ($res) { echo "データが更新されました: $res\n"; } else { echo "ユーザーが誤った入力を送信しました。\n"; }?>
変更履歴
バージョン | 説明 |
---|---|
5.6.0 | 実験的な関数ではなくなりました。定数 PGSQL_DML_ESCAPE が追加されました。
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5.5.3/5.4.19 | table_name に対する SQL インジェクション、そして識別子に対する間接的な SQL インジェクションの問題を修正しました。
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