fwrite
(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
fwrite — バイナリセーフなファイル書き込み処理
説明
fwrite
( resource $handle
, string $string
[, int $length
] ) : int
fwrite()はstring
の内容を
handle
が指しているファイル・ストリームに書き込みます。
パラメータ
handle
fopen() を使用して作成したファイルシステムポインタリソース。
string
書き込む文字列。
length
length
パラメータが与えられている場合、length
バイト数分の書き込みが完了したか、string
が終わりに達したかのいずれか早い方の 事象により書き込みは中止されます。length
パラメータが指定されている場合、 magic_quotes_runtime 構成オプションは無視され、string
からの スラッシュ文字の取り除きは行われないことに注意してください。
返り値
fwrite() は、
書き込んだバイト数、またはエラー時に false
を返します。
注意
注意:
ネットワークストリームへの書き込みは、 すべての文字列を書き込み終える前に終了する可能性があります。 fwrite() の返り値を確かめるようにしましょう。
<?phpfunction fwrite_stream($fp, $string) { for ($written = 0; $written < strlen($string); $written += $fwrite) { $fwrite = fwrite($fp, substr($string, $written)); if ($fwrite === false) { return $written; } } return $written;}?>
注意:
(Windowsのように)バイナリとテキストファイルの形式が異なるシステムにおいては、ファイルをオープンする際に fopen()の mode パラメータに 'b' を指定する必要があります。
注意:
fopen() を使用して追記モードでオープンした
handle
の場合、 fwrite() はアトミックになります (ただし、一部のプラットフォームにおいてstring
がファイルシステムのブロックサイズを超えない場合、 そしてローカルファイルシステム上のファイルである場合に限ります)。 アトミックであるとは、つまり fwrite() をコールする前にリソースを flock() する必要がないということです。データの書き込みが中断されることはありません。
注意:
同じファイルポインタに 2 回書き込みを行うと、 データはファイルの末尾に追記されます。
<?php$fp = fopen('data.txt', 'w');fwrite($fp, '1');fwrite($fp, '23');fclose($fp);// 'data.txt' の中身は 123 となります。23 ではありません!?>
例
例1 簡単な fwrite() の例
<?php$filename = 'test.txt';$somecontent = "Add this to the file\n";// ファイルが存在しかつ書き込み可能かどうか確認しますif (is_writable($filename)) { // この例では$filenameを追加モードでオープンします。 // ファイルポインタはファイルの終端になりますので // そこがfwrite()で$somecontentが追加される位置になります。 if (!$handle = fopen($filename, 'a')) { echo "Cannot open file ($filename)"; exit; } // オープンしたファイルに$somecontentを書き込みます if (fwrite($handle, $somecontent) === FALSE) { echo "Cannot write to file ($filename)"; exit; } echo "Success, wrote ($somecontent) to file ($filename)"; fclose($handle);} else { echo "The file $filename is not writable";}?>
参考
- fread() - バイナリセーフなファイルの読み込み
- fopen() - ファイルまたは URL をオープンする
- fsockopen() - インターネット接続もしくは Unix ドメインソケット接続をオープンする
- popen() - プロセスへのファイルポインタをオープンする
- file_get_contents() - ファイルの内容を全て文字列に読み込む
- pack() - データをバイナリ文字列にパックする