この拡張モジュールは、現在のユーザーのキーリングを使用します。キーリングは、 通常は ~./.gnupg/ にあります。別の場所を指定するには、環境変数 GNUPGHOME にキーリングへのパスを格納します。その詳細な方法については putenv を参照ください。
キーを特定する設定項目を必要とする関数も存在します。この設定項目は、何らかの ユニークなキー (ユーザー ID、キー ID、フィンガープリント、…) を参照します。 このドキュメントでは、すべての例でフィンガープリントを使用しています。
注意:
ドキュメントで明示されている関数 (resource を用いるもの) を使う以外に、 gnupg オブジェクトによるオブジェクト指向型の方法を使うこともできます。
目次
- gnupg_adddecryptkey — 復号のためのキーを追加する
- gnupg_addencryptkey — 暗号化のためのキーを追加する
- gnupg_addsignkey — 署名のためのキーを追加する
- gnupg_cleardecryptkeys — 事前に復号のために設定されたすべてのキーを削除する
- gnupg_clearencryptkeys — 事前に暗号化のために設定されたすべてのキーを削除する
- gnupg_clearsignkeys — 事前に署名のために設定されたすべてのキーを削除する
- gnupg_decrypt — 指定されたテキストを復号する
- gnupg_decryptverify — 指定されたテキストを復号し、検証する
- gnupg_encrypt — 指定したテキストを暗号化する
- gnupg_encryptsign — 指定したテキストを暗号化し、署名する
- gnupg_export — キーをエクスポートする
- gnupg_geterror — 関数が失敗した場合にエラー文字列を返す
- gnupg_getprotocol — すべての操作で現在アクティブなプロトコルを返す
- gnupg_import — キーをインポートする
- gnupg_init — 接続を初期化する
- gnupg_keyinfo — 指定したパターンに一致するすべてのキーについての情報を配列で返す
- gnupg_setarmor — armor 形式を切り替える
- gnupg_seterrormode — エラー報告モードを設定する
- gnupg_setsignmode — 署名方式を設定する
- gnupg_sign — 指定したテキストに署名する
- gnupg_verify — 署名済みテキストを検証する