Teradata-fastload
提供:Dev Guides
Teradata-FastLoad
FastLoadユーティリティは、空のテーブルにデータをロードするために使用されます。 一時的なジャーナルを使用しないため、データをすばやく読み込むことができます。 ターゲット表がMULTISET表であっても、重複する行はロードされません。
制限
ターゲットテーブルには、セカンダリインデックス、結合インデックス、および外部キー参照を含めることはできません。
FastLoadの仕組み
FastLoadは2つのフェーズで実行されます。
フェーズ1
- 解析エンジンは入力ファイルからレコードを読み取り、各AMPにブロックを送信します。
- 各AMPはレコードのブロックを保存します。
- 次に、AMPは各レコードをハッシュし、正しいAMPに再配布します。
- フェーズ1の終わりに、各AMPには行がありますが、行ハッシュシーケンスではありません。
フェーズ2
- FastLoadがEND LOADINGステートメントを受け取ると、フェーズ2が始まります。
- 各AMPは行ハッシュのレコードをソートし、ディスクに書き込みます。
- ターゲットテーブルのロックが解除され、エラーテーブルが削除されます。
例
次のレコードを含むテキストファイルを作成し、ファイルにemployee.txtという名前を付けます。
上記のファイルをEmployee_StgテーブルにロードするサンプルFastLoadスクリプトを次に示します。
FastLoadスクリプトの実行
入力ファイルemployee.txtが作成され、FastLoadスクリプトの名前がEmployeeLoad.flになったら、UNIXおよびWindowsで次のコマンドを使用してFastLoadスクリプトを実行できます。
上記のコマンドが実行されると、FastLoadスクリプトが実行され、ログが生成されます。 ログでは、FastLoadによって処理されたレコードの数とステータスコードを確認できます。
FastLoadの条件
以下は、FastLoadスクリプトで使用される一般的な用語のリストです。
- LOGON -Teradataにログインし、1つ以上のセッションを開始します。
- DATABASE -デフォルトのデータベースを設定します。
- BEGIN LOADING -ロードするテーブルを識別します。
- ERRORFILES -作成/更新する必要がある2つのエラーテーブルを識別します。
- CHECKPOINT -チェックポイントを取るタイミングを定義します。
- SET RECORD -入力ファイル形式がフォーマットされているか、バイナリ、テキスト、またはフォーマットされていないかを指定します。
- DEFINE -入力ファイルのレイアウトを定義します。
- FILE -入力ファイル名とパスを指定します。
- INSERT -入力ファイルのレコードをターゲットテーブルに挿入します。
- ロードの終了-FastLoadのフェーズ2を開始します。 レコードをターゲットテーブルに分散します。
- LOGOFF -すべてのセッションを終了し、FastLoadを終了します。