Sas-standard-deviation

提供:Dev Guides
移動先:案内検索

SAS-標準偏差

標準偏差(SD)は、データセット内のデータがどの程度変化したかの尺度です。 数学的には、各値がデータセットの平均値からどれだけ離れているか、または近いかを測定します。 0に近い標準偏差値は、データポイントがデータセットの平均に非常に近い傾向があることを示し、高い標準偏差は、データポイントがより広い範囲の値に分散していることを示します。

SASでは、PROC MEANおよびPROC SURVEYMEANSを使用してSD値が測定されます。

PROC MEANSの使用

  • procを使用してSDを測定するには、* PROCステップでSTDオプションを選択します。 データセットに存在する各数値変数のSD値を引き出します。

構文

SASで標準偏差を計算するための基本的な構文は次のとおりです-

PROC means DATA = dataset STD;

以下は、使用されるパラメータの説明です-

  • Dataset -データセットの名前です。

以下の例では、SASHELPライブラリのCARSデータセットからデータセットCARS1を作成します。 PROC平均ステップでSTDオプションを選択します。

PROC SQL;
create table CARS1 as
SELECT make, type, invoice, horsepower, length, weight
   FROM
   SASHELP.CARS
   WHERE make in ('Audi','BMW')
;
RUN;

proc means data = CARS1 STD;
run;

上記のコードを実行すると、次の出力が得られます-

SD_1.JPG

PROC SURVEYMEANSの使用

この手順は、SDの測定や、カテゴリ変数のSDの測定などのいくつかの高度な機能にも使用され、分散の推定値を提供します。

構文

PROC SURVEYMEANSを使用するための構文は次のとおりです-

PROC SURVEYMEANS options statistic-keywords ;
BY variables ;
CLASS variables ;
VAR variables ;

以下は、使用されるパラメータの説明です-

  • BY -観測のグループを作成するために使用される変数を示します。
  • CLASS -カテゴリー変数に使用される変数を示します。
  • VAR -SDが計算される変数を示します。

以下の例では、クラス変数の各値の統計を作成する class オプションの使用について説明します。

proc surveymeans data = CARS1 STD;
class type;
var type horsepower;
ods output statistics = rectangle;
run;
proc print data = rectangle;
run;

上記のコードを実行すると、次の出力が得られます-

SD_2.JPG

BYオプションを使用する

以下のコードは、BYオプションの例を示しています。 その結果は、BYオプションの値ごとに結果がグループ化されます。

proc surveymeans data = CARS1 STD;
var horsepower;
BY make;
ods output statistics = rectangle;
run;
proc print data = rectangle;
run;

上記のコードを実行すると、次の出力が得られます-

make = "Audi"の結果

SD_3.JPG

make = "BMW"の結果

SD_3.JPG