Sap-hana-bi-development-input-parameters
HANAの入力パラメーター
SAP HANAでは、入力パラメーターを使用して、ユーザーからの入力を渡すことでデータをフィルターし、実行時に追加の計算を実行します。 ビューが実行されると、入力値に基づいてデータがフェッチされます。
例
「Sold_Qty」に入力パラメーターが適用されるシナリオを考えます。 Sold_Qtyが20より大きい場合、Total_Priceは10%割引になります。 それ以外は同じです。
入力パラメーターは、SAP HANA Studioを使用してHANAモデリングビューで作成されます。 BOレポートツールでこれらのビューが使用され、レポートが更新されると、ユーザーは特定のフィールドの入力値を渡すように求められます。 新しいパラメーターを作成するには、HANA ModelingビューのSemanticセクションに移動します。
セマンティックレイヤーの[パラメーター/変数]タブに移動し、[+]記号をクリックします。 次のスクリーンショットに示すように、「入力パラメーターの作成」を選択します。
これにより、新しいダイアログボックスが開きます。 入力パラメータの技術名称と説明を入力します。 ドロップダウンリストから入力パラメータタイプを選択します。
HANAには次の入力パラメータタイプがあります-
- Direct -このパラメータータイプを使用すると、パラメーターに任意の値を渡すことができます。
- 列-このパラメータタイプを使用すると、HANAビューの列で使用可能な個別の値のリストから任意の値を選択できます。
- テーブルから派生-テーブルに動的な値を作成することも可能で、リストから使用可能な値を選択できます。
- 静的リスト-値の静的リストを作成し、実行中に入力を提供することもできます。
注意-チェックボックスを選択して、入力パラメータを必須オプションにすることもできます。
入力値のデータタイプを選択して、システムがこのフィールドに許可された値タイプのみを受け入れるようにすることができます。 このオプションは、パラメーターの種類によって異なります。 次のデータ型オプションが利用可能です-
- 通貨
- 測定単位
- Date
SQLクエリを使用して入力パラメーターを渡すこともできます。 SQLクエリを表示するには、HANAモデリングビューの[データプレビュー]タブに移動します。 SQLを使用した入力パラメーターは、「PLACEHOLDER」を使用して渡されます。
次に、「ログを表示」をクリックして、下に強調表示されているメッセージをダブルクリックします。 これにより、次のSQLクエリで新しいウィンドウが開きます。
('PLACEHOLDER' = ('$$ Sold_Qty $$', '20'))
WHERE ("REGION_NAME" IN ('NA') )
GROUP BY "NET_AMOUNT", "PROFIT";