ZipArchive::addGlob
(PHP 5 >= 5.3.0, PHP 7, PECL zip >= 1.9.0)
ZipArchive::addGlob — ディレクトリから、glob パターンを使ってファイルを追加する
説明
public ZipArchive::addGlob
( string $pattern
[, int $flags
= 0
[, array $options
= array()
]] ) : array|false
ディレクトリから、glob pattern
にマッチするファイルを追加します。
注意: ポータビリティを考慮して、ZIP ファイル名のディレクトリ区切り文字には常にスラッシュ (
/
) を使うことを推奨します。
パラメータ
pattern
glob() パターン。どのファイルを対象にするのかを指定します。
flags
glob()
のフラグのビットマスク。options
オプションの連想配列。次のオプションが使えます。
"add_path"
アーカイブ内のファイルのローカルパスに変換するときにつけるプレフィックス。 これが適用されるのは、
"remove_path"
や"remove_all_path"
で定義された削除処理がすべて終わった後です。"remove_path"
マッチしたファイルをアーカイブに追加する前に削除するプレフィックス。
"remove_all_path"
true
にすると、ファイル名だけを使ってアーカイブのルートに追加します。"flags"
以下のビットマスクの組み合わせ:
ZipArchive::FL_OVERWRITE
,ZipArchive::FL_ENC_GUESS
,ZipArchive::FL_ENC_UTF_8
,ZipArchive::FL_ENC_CP437
。 これらの定数の振る舞いは、定義済みの定数 で説明しています。"comp_method"
圧縮メソッド。
ZipArchive::CM_*
のうちのいずれかです。 定義済みの定数 も参照して下さい。"comp_flags"
圧縮レベル
"enc_method"
暗号化メソッド。
ZipArchive::EM_*
のうちのいずれかです。 定義済みの定数 も参照して下さい。"enc_password"
暗号化に使うパスワード
返り値
成功した場合、追加されたファイルの array を返します。
失敗した場合に false
を返します
変更履歴
バージョン | 説明 |
---|---|
8.0.0 / 1.18.0 | options に "flags" が追加されました。
|
8.0.0 / 1.18.1 | options に
|
例
例1 ZipArchive::addGlob() の例
現在の作業ディレクトリにある、すべての PHP スクリプトとテキストファイルを追加します。
<?php$zip = new ZipArchive();$ret = $zip->open('application.zip', ZipArchive::CREATE | ZipArchive::OVERWRITE);if ($ret !== TRUE) { printf('Failed with code %d', $ret);} else { $options = array('add_path' => 'sources/', 'remove_all_path' => TRUE); $zip->addGlob('*.{php,txt}', GLOB_BRACE, $options); $zip->close();}?>
参考
- ZipArchive::addFile() - 指定したパスからファイルを ZIP アーカイブに追加する
- ZipArchive::addPattern() - ディレクトリから、PCRE パターンを使ってファイルを追加する