ZipArchive::addFile
(PHP 5 >= 5.2.0, PHP 7, PECL zip >= 1.1.0)
ZipArchive::addFile — 指定したパスからファイルを ZIP アーカイブに追加する
説明
public ZipArchive::addFile
( string $filename
[, string $entryname
= null
[, int $start
= 0
[, int $length
= 0
[, int $flags
= ZipArchive::FL_OVERWRITE
]]]] ) : bool
指定したパスから、ファイルを ZIP アーカイブに追加します。
注意: ポータビリティを考慮して、ZIP ファイル名のディレクトリ区切り文字には常にスラッシュ (
/
) を使うことを推奨します。
パラメータ
filename
- 追加するファイルへのパス。
entryname
- 指定した場合は ZIP アーカイブ内部での名前となり、
filename
を上書きします。 start
- ファイルを一部コピーする場合の開始位置。
length
- ファイルを一部コピーする場合の、コピーする長さ。 0 または -1 を指定すると(
start
の位置から)ファイル全体をコピーします。 flags
- 以下のビットマスクの組み合わせ:
ZipArchive::FL_OVERWRITE
,ZipArchive::FL_ENC_GUESS
,ZipArchive::FL_ENC_UTF_8
,ZipArchive::FL_ENC_CP437
。 これらの定数の振る舞いは、定義済みの定数 で説明しています。
返り値
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
変更履歴
バージョン | 説明 |
---|---|
8.0.0 / 1.18.0 | flags が追加されました。
|
例
この例は、ZIP ファイルアーカイブ test.zip
をオープンし、ファイル /path/to/index.txt
を newname.txt
という名前で追加します。
例1 オープンおよび追加
<?php$zip = new ZipArchive;if ($zip->open('test.zip') === TRUE) { $zip->addFile('/path/to/index.txt', 'newname.txt'); $zip->close(); echo '成功';} else { echo '失敗';}?>
注意
注意:
アーカイブにファイルを追加するよう設定すると、PHP はそのファイルをロックします。 ロックが解除されるのは、ZipArchive::close() を呼ぶなり ZipArchive オブジェクトを破棄するなりして ZipArchive オブジェクトが閉じられたときだけです。 そのため、追加しようとしているファイルがロックが解除される前に削除されるようなことは起こりません。