PDO_IBM DSN
(PECL PDO_IBM >= 0.9.0)
PDO_IBM DSN — IBM データベースへの接続
説明
PDO_IBM のデータソース名 (DSN) は、IBM CLI DSN にもとづいています。 PDO_IBM DSN は、主に以下の部分から構成されます。
- DSN プレフィックス
- DSN プレフィックスは
ibm:
です。 - DSN
- DSN は、次のうちのいずれかです。
- a)
db2cli.ini
あるいはodbc.ini
を使用したデータソースの設定 - b) カタログされたデータベース名、つまり、 DB2 クライアントにおけるデータベースエイリアス
- c) 完全な接続文字列。次のような形式になります。
DRIVER={IBM DB2 ODBC DRIVER};DATABASE=database
;HOSTNAME=hostname
;PORT=port
;PROTOCOL=TCPIP;UID=username
;PWD=password
; 各パラメータは次の内容を表します。
- a)
database
- データベースの名前。
hostname
- データベースサーバーのホスト名あるいは IP アドレス。
port
- データベースが要求を待ち受けている TCP/IP ポート。
username
- データベースに接続する際のユーザー名。
password
- データベースに接続する際のパスワード。
例
例1 db2cli.ini
を使用した PDO_IBM DSN の例
この例は、PDO_IBM DSN で DB2 データベースに接続する方法を示すものです。
このデータベースは、DB2_9 という名前で db2cli.ini
にカタログされています。
$db = new PDO("ibm:DSN=DB2_9", "", ""); [DB2_9] Database=testdb Protocol=tcpip Hostname=11.22.33.444 Servicename=56789
例2 接続文字列を使用した PDO_IBM DSN の例
この例は、PDO_IBM DSN で DB2 データベースに接続する方法を示すものです。
このデータベースの名前は testdb
で、DB2 CLI
の接続文字列構文を使用します。
$db = new PDO("ibm:DRIVER={IBM DB2 ODBC DRIVER};DATABASE=testdb;" . "HOSTNAME=11.22.33.444;PORT=56789;PROTOCOL=TCPIP;", "testuser", "tespass");