定義済み定数
以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。
次の定数は、json_last_error() が返したり、
JsonException の
code
に格納されている
エラーの型を表します。
JSON_ERROR_NONE
(int)- エラーが発生しませんでした。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_ERROR_DEPTH
(int)- スタックの深さが最大に達しました。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_ERROR_STATE_MISMATCH
(int)- アンダーフローあるいはモードの不一致が発生しました。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_ERROR_CTRL_CHAR
(int)- 制御文字エラー。おそらくエンコードが間違っています。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_ERROR_SYNTAX
(int)- 構文エラー。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_ERROR_UTF8
(int)- 正しくエンコードされていないなど、不正な形式の UTF-8 文字。 この定数は PHP 5.3.3 以降で使用可能です。
JSON_ERROR_RECURSION
(int)- json_encode() に渡した配列やオブジェクトに再帰参照が含まれており、エンコードできません。
JSON_PARTIAL_OUTPUT_ON_ERROR
オプションを指定した場合は、 再帰参照の部分をnull
にエンコードします。 この定数は PHP 5.5.0 以降で使用可能です。 JSON_ERROR_INF_OR_NAN
(int)- json_encode() に渡した値の中に
NAN
あるいはINF
が含まれています。JSON_PARTIAL_OUTPUT_ON_ERROR
オプションを指定した場合は、 これらの特殊な数値を0
にエンコードします。 この定数は PHP 5.5.0 以降で使用可能です。 JSON_ERROR_UNSUPPORTED_TYPE
(int)- json_encode() が対応していない型、たとえば リソース などが渡されました。
JSON_PARTIAL_OUTPUT_ON_ERROR
オプションを指定した場合は、 これらをnull
にエンコードします。 この定数は PHP 5.5.0 以降で使用可能です。 JSON_ERROR_INVALID_PROPERTY_NAME
(int)- JSON オブジェクトを PHP オブジェクトにデコードする際、 json_decode() に渡された文字列に、 \u0000 から始まるキーが含まれていました。 この定数は PHP 7.0.0 以降で使用可能です。
JSON_ERROR_UTF16
(int)- json_decode() に渡された JSON 文字列の中に、 単一の、ペアになっていない UTF-16 のサロゲートコードポイントが含まれていました。 この定数は PHP 7.0.0 以降で使用可能です。
次の定数は、 json_decode() のオプションとして 組み合わせて使用します。
JSON_BIGINT_AS_STRING
(int)- 巨大な整数値を文字列としてデコードします。 この定数は PHP 5.4.0 以降で使用可能です。
JSON_OBJECT_AS_ARRAY
(int)- JSON オブジェクトを PHP の配列としてデコードします。 このオプションは json_decode() の第二引数を
true
に設定して呼び出すことで、自動的に設定できます。 この定数は PHP 5.4.0 以降で使用可能です。
次の定数は、 json_encode() のオプションとして組み合わせて使用します。
JSON_HEX_TAG
(int)- すべての < および > をそれぞれ \u003C および \u003E に変換します。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_HEX_AMP
(int)- すべての & を \u0026 に変換します。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_HEX_APOS
(int)- すべての ' を \u0027 に変換します。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_HEX_QUOT
(int) この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。- すべての " を \u0022 に変換します。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_FORCE_OBJECT
(int)- 非連想配列を使用した場合に、配列ではなくオブジェクトを出力します。 出力を受け取る側がオブジェクトを期待しており、配列が空っぽである場合などに特に便利です。 この定数は PHP 5.3.0 以降で使用可能です。
JSON_NUMERIC_CHECK
(int)- 数値形式の文字列を数値としてエンコードします。 PHP 5.3.3 以降で使用可能です。
JSON_PRETTY_PRINT
(int)- 返される結果の書式を、スペースを使って整えます。 PHP 5.4.0 以降で使用可能です。
JSON_UNESCAPED_SLASHES
(int)-
/
をエスケープしません。 PHP 5.4.0 以降で使用可能です。 JSON_UNESCAPED_UNICODE
(int)- マルチバイト Unicode 文字をそのままの形式で扱います (デフォルトでは \uXXXX にエスケープします)。 PHP 5.4.0 以降で使用可能です。
JSON_PARTIAL_OUTPUT_ON_ERROR
(int)- エンコード不可能な値は代替値に置き換え、処理を続行します。 PHP 5.5.0 以降で使用可能です。
JSON_PRESERVE_ZERO_FRACTION
(int)- float 型の値を常に float 値としてエンコードするようにします。 PHP 5.6.6 以降で使用可能です。
JSON_UNESCAPED_LINE_TERMINATORS
(int)-
JSON_UNESCAPED_UNICODE
が指定されると、 行の終端をエスケープされないままにします。 PHP 7.1 より前のバージョンでは、 この定数がなくてもそういう振る舞いをしていました。 PHP 7.1.0 以降で使用可能です。
次の定数は、 json_decode() および json_encode() のオプションとして組み合わせて使用します。
JSON_INVALID_UTF8_IGNORE
(int)- 不正な UTF-8 の文字を無視します。 PHP 7.2.0 以降で使用可能です。
JSON_INVALID_UTF8_SUBSTITUTE
(int)- 不正な UTF-8 の文字を、\0xfffd に変換します。 (Unicode の 'REPLACEMENT CHARACTER') PHP 7.2.0 以降で使用可能です。
JSON_THROW_ON_ERROR
(int)- エラーが起きた場合、 json_last_error() や json_last_error_msg() 関数で収集される、 グローバルなエラー状態を設定するかわりに、 JsonException をスローします。
JSON_PARTIAL_OUTPUT_ON_ERROR
はJSON_THROW_ON_ERROR
よりも優先します。 PHP 7.3.0 以降で使用可能です。