snmpset
(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
snmpset — SNMP オブジェクトの値を設定する
説明
snmpset
( string $host
, string $community
, string $object_id
, string $type
, mixed $value
[, int $timeout
= 1000000
[, int $retries
= 5
]] ) : bool
snmpset() 関数は、
object_id
で指定した SNMP オブジェクトの
値を設定するために使用します。
パラメータ
host
SNMP エージェント (サーバー) のホスト名。
community
ライトコミュニティ。
object_id
SNMP オブジェクト ID。
type
MIB は、オブジェクトIDごとのタイプを定義します。 これは、以下の一覧から指定される一文字でなければなりません。
types = MIBから取得するタイプ i INTEGER u INTEGER s STRING x HEX STRING d DECIMAL STRING n NULLOBJ o OBJID t TIMETICKS a IPADDRESS b BITS SNMP ライブラリをコンパイルする際、
OPAQUE_SPECIAL_TYPES
が定義されていた場合、 以下も正しい値になります:types U unsigned int64 I signed int64 F float D double これらの大半は、対応する ASN.1 の型を使います。's', 'x', 'd' および 'b' はどれも OCTET STRING を異なる方法で表したものであり、'u' も Gauge32 値を扱うためのものです。
MIB ファイルが "snmp_read_mib" や libsnmp の設定で MIB ツリーに読み込まれている場合は、
type
に '=' を使うことができます。 これはすべてのオブジェクト ID を表し、型は自動的に MIB から読み込みます。"SYNTAX BITS {telnet(0), ftp(1), http(2), icmp(3), snmp(4), ssh(5), https(6)}" のような BITS 型の値変数を設定する方法は二通りあることに注意しましょう。
- 型として "b" を使い、ビット番号の一覧を指定する。この方法はおすすめしません。 同じ OID に対して GET クエリを実行しても 0xF8 などを返すからです。
- Using type "x" and a hex number but without(!) the usual "0x" prefix. 型として "x" を使い、通常のプレフィックス "0x" をつけずに(!) 16 進数を指定する。
詳細は、サンプルを参照ください。
value
新しい値。
timeout
最初のタイムアウトまでのマイクロ秒数。
retries
タイムアウト発生時の再試行回数。
返り値
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
SNMP ホストがデータ型を却下すると、"Warning: Error in packet. Reason: (badValue) The value given has the wrong type or length." のような’ E_WARNING メッセージが表示されます。未知の OID あるいは無効な OID を指定した場合は、おそらく "Could not add variable" のような警告となります。
例
例1 snmpset() の使用法
<?php snmpset("localhost", "public", "IF-MIB::ifAlias.3", "s", "foo");?>
例2 BITS SNMP オブジェクト ID を設定した snmpset() の使用法
<?php snmpset("localhost", "public", 'FOO-MIB::bar.42', 'b', '0 1 2 3 4');// あるいは snmpset("localhost", "public", 'FOO-MIB::bar.42', 'x', 'F0');?>