phpinfo
(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
phpinfo — PHP の設定情報を出力する
説明
phpinfo
([ int $what
= INFO_ALL
] ) : bool
現在の PHP の状態に関する、多くの情報を出力します。出力される情報には、 PHP コンパイルオプションと拡張機能、PHP のバージョン、 サーバー情報と環境(モジュールとしてコンパイルされた場合)、 PHP の環境、OS バージョン情報、パス、構成オプションのマスター およびローカルの値、HTTP ヘッダ、PHP License などがあります。
システムの設定はそれぞれ違うため、実行時設定 や 利用できる 定義済みの変数 を調べるために phpinfo() がよく使われます。
また、phpinfo() には EGPCS (Environment, GET, POST, Cookie, Server) の情報が含まれているため、デバッグツールとしても便利です。
パラメータ
what
以下にあるconstantsビット値をひとつまたは 複数個を加算して、オプションの
what
引数に 渡すことによって出力をカスタマイズできます。 それぞれの定数やビット値をビット和演算子 で結んで渡すこともできます。phpinfo() のオプション 名前(定数) 値 説明 INFO_GENERAL 1 configure オプション、 php.ini
の場所、ビルド日時、Web サーバー、オペレーティングシステム等。
INFO_CREDITS 2 PHP クレジット。phpcredits() も参照ください。 INFO_CONFIGURATION 4 ローカルおよびマスタの、現在の PHP ディレクティブの値。 ini_get() も参照ください。
INFO_MODULES 8 ロードされているモジュールと、それぞれの設定。 get_loaded_extensions() も参照ください。
INFO_ENVIRONMENT 16 $_ENV
で取得できる環境変数の情報。INFO_VARIABLES 32 EGPCS(環境変数・GET・POST・クッキー・サーバー変数)から すべての 定義済みの変数を表示します。
INFO_LICENSE 64 PHP ライセンス情報。» ライセンス FAQ も参照ください。 INFO_ALL -1 上記のすべてを表示します。
返り値
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
例
例1 phpinfo() の例
<?php// すべての情報を表示します。デフォルトは INFO_ALL です。phpinfo();// モジュール情報だけを表示します。// phpinfo(8) としても同じです。phpinfo(INFO_MODULES);?>
注意
注意:
PHP 5.5 より前のバージョンでは、 expose_php が
off
の場合、一部の情報は表示されません。 これにはPHPとZendのロゴ、そしてクレジットが含まれます。
注意:
CLI モードを利用している場合、phpinfo() は HTML ではなくプレーンテキストで結果を出力します。
参考
- phpversion() - 現在の PHP バージョンを取得する
- phpcredits() - PHP に関するクレジットを出力する
- php_logo_guid()
- ini_get() - 設定オプションの値を得る
- ini_set() - 設定オプションの値を設定する
- get_loaded_extensions() - コンパイル/ロードされている全てのモジュールの名前を配列として返す
- 定義済みの変数