pg_escape_identifier
(PHP 5 >= 5.4.4, PHP 7)
pg_escape_identifier — テキスト型フィールドに挿入するために、識別子をエスケープする
説明
pg_escape_identifier
([ resource $connection
], string $data
) : string
pg_escape_identifier() は、データベースへの問い合わせに使う識別子 (テーブル名やフィールド名など) をエスケープします。 PostgreSQL サーバー用にエスケープされた識別子を返します。 pg_escape_identifier() は、データの前後にダブルクォートを追加します。 ユーザーが自分で追加してはいけません。 この関数は、クエリ内で使う識別子のパラメータに有用です。SQL リテラル (bytea 以外のパラメータ) には、pg_escape_literal() あるいは pg_escape_string() を使わなければなりません。 bytea 型のフィールドには、pg_escape_bytea() を使わなければなりません。
注意:
この関数は内部的なエスケープコードを使い、PostgreSQL 8.4 より前のバージョンでも使えます。
パラメータ
connection
- PostgreSQL データベース接続リソース。
connection
が存在しない場合は、 デフォルトの接続を使用します。デフォルトの接続は、 pg_connect() あるいは pg_pconnect() で直近に作成されたものとなります。 data
- エスケープするテキスト文字列。
返り値
エスケープされたデータを文字列で返します。
例
例1 pg_escape_identifier() の例
<?php // データベースに接続します $dbconn = pg_connect('dbname=foo'); // テーブル名をエスケープします $escaped = pg_escape_identifier($table_name); // $table_name から行を取得します pg_query("SELECT * FROM {$escaped};");?>
参考
- pg_escape_literal() - テキスト型フィールドに挿入するために、リテラルをエスケープする
- pg_escape_bytea() - bytea フィールドに挿入するために文字列をエスケープする
- pg_escape_string() - クエリに使う文字列をエスケープする