openssl_csr_sign
(PHP 4 >= 4.2.0, PHP 5, PHP 7)
openssl_csr_sign — CSRに他の証明書(あるいは自分自身)で署名して証明書を作成する
説明
openssl_csr_sign
( mixed $csr
, mixed $cacert
, mixed $priv_key
, int $days
[, array $configargs
[, int $serial
= 0
]] ) : resource
openssl_csr_sign() は、 指定した CSR を用いて x509 証明書リソースを作成します。
注意:
この関数を正しく動作させるには、正しい形式の
openssl.cnf
をインストールしておく必要があります。 詳細な情報は、インストールについてのセクション を参照ください。
パラメータ
csr
- 事前に openssl_csr_new() で作成した CSR。
file://path/to/csr
のように指定された PEM エンコードされた CSR へのパス、 あるいは openssl_csr_export() で生成した文字列も使用可能です。 cacert
- 作成された証明書は
cacert
で署名されます。cacert
がnull
の場合は、自己署名の証明書となります。 priv_key
priv_key
はcacert
に対応する秘密鍵です。days
days
は、作成された証明書の有効期限を日数で指定します。configargs
configargs
で証明書の詳細設定が可能です。configargs
についての詳細な情報は openssl_csr_new() を参照ください。serial
- 発行される証明書のシリアル番号を、オプションで指定します。 省略した場合のデフォルトは 0 です。
返り値
成功した場合に x509 証明書リソース、失敗した場合に false
を返します。
例
例1 openssl_csr_sign() の例 - CSR に署名する(あなた自身の CA を作成する)
<?php// このスクリプトでは、前のページのテキストエリアから受け取った// CSR を利用すると仮定します。$csrdata = $_POST["CSR"];// ここでは自己認証局の証明書を用いて署名要求に署名します。// どんな証明書でも署名は可能ですが、署名に用いる証明書が// 新たに署名される証明書を取り扱うであろうソフトウェアや// ユーザーらに信頼されていない限り、その手続きは無意味です。// 自己認証局証明書とその秘密鍵が必要です。$cacert = "file://path/to/ca.crt";$privkey = array("file://path/to/ca.key", "your_ca_key_passphrase");$usercert = openssl_csr_sign($csrdata, $cacert, $privkey, 365, array('digest_alg'=>'sha256') );// ユーザーがローカル設定(SSL サーバー用の証明書// ファイルなど)にコピー&ペーストできるように// 作成された証明書をそのまま表示します。openssl_x509_export($usercert, $certout);echo $certout;// 発生したエラーをすべて表示します。while (($e = openssl_error_string()) !== false) { echo $e . "\n";}?>