openlog
(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
openlog — システムのロガーへの接続をオープンする
説明
openlog
( string $ident
, int $option
, int $facility
) : bool
openlog() は、プログラムによるシステムロガーへの接続をオープンします。
openlog() の使用は必須ではありません。この関数は、
必要に応じて syslog() により自動的に呼び出されます。
この場合、ident
のデフォルト値は
false
となります。
パラメータ
ident
文字列
ident
が、各メッセージに追加されます。option
option
引数は、 ログメッセージの生成時に使用されるロギング用オプションを指定します。openlog() のオプション 定数 説明 LOG_CONS
システムロガーにデータが送信される間にエラーが発生した場合、 直接、システムコンソールに書き込まれます。
LOG_NDELAY
直ちにロガーへの接続をオープンします。 LOG_ODELAY
(デフォルト) 最初のメッセージがロギングされるまで接続のオープンを遅延します。 LOG_PERROR
標準エラー出力にもログメッセージを出力します。 LOG_PID
各メッセージに PID も含めます。 これらのオプションを一つまたは複数設定することが可能です。 複数のオプションを使用する場合、その論理和を指定します。 つまり、直ちに接続をオープンし、コンソールに書き込み、 各メッセージに PID を含めるには、
LOG_CONS | LOG_NDELAY | LOG_PID
とします。facility
引数
facility
には、 ロギングを行う際のメッセージ型を指定します。これにより、 (使用するシステムの syslog の設定に関して) 異なった facility を有するメッセージをどのように処理するかを指定できるようになります。openlog() の機能 定数 説明 LOG_AUTH
セキュリティ/認証用メッセージ (定数
LOG_AUTHPRIV
が定義されているシステムでは、代わりにそれを使用してください)LOG_AUTHPRIV
セキュリティ/認証 メッセージ (プライベート) LOG_CRON
クロックデーモン (cron や at) LOG_DAEMON
他のシステムデーモン LOG_KERN
カーネルメッセージ LOG_LOCAL0
...LOG_LOCAL7
ローカルでの使用のために確保されているもので、Windows では使用できません LOG_LPR
ラインプリンタサブシステム LOG_MAIL
メールサブシステム LOG_NEWS
USENET ニュース サブシステム LOG_SYSLOG
syslogd で内部的に生成されたメッセージ LOG_USER
一般的なユーザーレベルのメッセージ LOG_UUCP
UUCP サブシステム 注意:
Windows 環境で使用できるのは
LOG_USER
だけです。
返り値
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。