mysql_fetch_object
(PHP 4, PHP 5)
mysql_fetch_object — 結果の行をオブジェクトとして取得する
警告 この拡張モジュールは PHP 5.5.0 で非推奨になり、PHP 7.0.0 で削除されました。 MySQLi あるいは PDO_MySQL を使うべきです。詳細な情報は MySQL: API の選択 や それに関連する FAQ を参照ください。 この関数の代替として、これらが使えます。
説明
mysql_fetch_object
( resource $result
[, string $class_name
[, array $params
]] ) : object
取得された行を表すプロパティを有するオブジェクトを返し、 内部のデータポインタを前に進めます。
パラメータ
result
- 評価された結果 リソース。 この結果は、mysql_query() のコールにより得られたものです。
class_name
- インスタンス化し、プロパティを設定して返すクラスの名前。 指定しなかった場合は stdClass オブジェクトが返されます。
params
class_name
オブジェクトのコンストラクタに渡す オプションのパラメータの配列。
返り値
取得された行を表す文字列プロパティを有するオブジェクト(object)を返します。
もう行が残っていない場合は、false
を返します。
例
例1 mysql_fetch_object() の例
<?phpmysql_connect("hostname", "user", "password");mysql_select_db("mydb");$result = mysql_query("select * from mytable");while ($row = mysql_fetch_object($result)) { echo $row->user_id; echo $row->fullname;}mysql_free_result($result);?>
例2 mysql_fetch_object() の例
<?phpclass foo { public $name;}mysql_connect("hostname", "user", "password");mysql_select_db("mydb");$result = mysql_query("select name from mytable limit 1");$obj = mysql_fetch_object($result, 'foo');var_dump($obj);
注意
注意:
パフォーマンス
速度面では、この関数は mysql_fetch_array() と同等で、 mysql_fetch_row() とほぼ同等です(違いはわずかです)。
注意:
mysql_fetch_object()は、配列の代わりに オブジェクトが返されるという一つの違いを除いて mysql_fetch_array()と類似しています。 つまり、オフセットによってではなく、フィールド名によってのみ データにアクセスすることができます (数字は、プロパティ名として使用できません)。
注意:
この関数により返されるフィールド名は 大文字小文字を区別 します。
注意:
この関数は、NULL フィールドに PHPの
null
値を設定します。
参考
- mysql_fetch_array() - 連想配列、添字配列、またはその両方として結果の行を取得する
- mysql_fetch_assoc() - 連想配列として結果の行を取得する
- mysql_fetch_row() - 結果を添字配列として取得する
- mysql_data_seek() - 内部的な結果ポインタを移動する
- mysql_query() - MySQL クエリを送信する