error_reporting
(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
error_reporting — 出力する PHP エラーの種類を設定する
説明
error_reporting
([ int $level
] ) : int
error_reporting() 関数は、
error_reporting ディレクティブを
実行時に設定します。PHP には多くのエラーレベルがあり、
この関数によりスクリプトの持続時間(実行時間)のレベルが設定されます。
オプションの level
を指定しなかった場合は、
error_reporting() は単に現在のエラーレベルを返します。
パラメータ
level
新しい error_reporting レベル。ビットマスクまたは名前つき定数のどちらかです。将来の バージョンとの互換性を保証するために、名前つき定数の使用が 強く推奨されています。エラーレベルが追加されると、整数の幅は増加します。 そのため、以前の整数を使用するエラーレベルは常に期待通りに動作するとは 限りません。
利用可能なエラーレベル定数とその実際の意味は、 定義済みの定数に 記述されています。
例
例1 error_reporting() の例
<?php// 全てのエラー出力をオフにするerror_reporting(0);// 単純な実行時エラーを表示するerror_reporting(E_ERROR | E_WARNING | E_PARSE);// E_NOTICE を表示させるのもおすすめ(初期化されていない// 変数、変数名のスペルミスなど…)error_reporting(E_ERROR | E_WARNING | E_PARSE | E_NOTICE);// E_NOTICE 以外の全てのエラーを表示するerror_reporting(E_ALL & ~E_NOTICE);// 全ての PHP エラーを表示するerror_reporting(E_ALL);// 全ての PHP エラーを表示するerror_reporting(-1);// error_reporting(E_ALL); と同じini_set('error_reporting', E_ALL);?>
注意
警告
ほとんどの E_STRICT
レベルのエラーは
スクリプトのコンパイル時に発生します。そのため、
error_reporting で
E_STRICT
を含むように設定されている環境では
これらのエラーを検出できません (逆も同様です)。
ヒント
値に -1
を指定すると、仮に将来のバージョンの PHP
で新しいレベルと定数が追加されたとしてもすべてのエラーを表示するようになります。
E_ALL
定数も、PHP 5.4 以降これと同じ挙動になります。