eio_cancel
(PECL eio >= 0.0.1dev)
eio_cancel — リクエストを取り消す
説明
eio_cancel
( resource $req
) : void
eio_cancel() は、
req
で指定したリクエストを取り消します。
パラメータ
req
リクエストリソース。
pri
リクエストの優先順位。
EIO_PRI_DEFAULT
、EIO_PRI_MIN
、EIO_PRI_MAX
あるいはnull
を指定します。null
を渡した場合、pri
は内部的にEIO_PRI_DEFAULT
となります。callback
callback
関数が、リクエスト終了時にコールされます。 この関数のプロトタイプは、void callback(mixed $data, int $result[, resource $req]);
に一致しなければなりません。
data
は、リクエストに渡すカスタムデータです。
result
にはリクエスト固有の結果が格納されます。基本的には、対応するシステムコールが返すそのままの値となります。
req
はオプションで指定するリクエストリソースです。 eio_get_last_error() のような関数で使えます。
data
callback
に渡す任意の引数。
返り値
値を返しません。
例
例1 eio_cancel() の例
<?php /* eio_nop() が終わったら呼ばれます */ function my_nop_cb($data, $result) { echo "my_nop ", $data, "\n"; }// この eio_nop() の呼び出しは取り消されます$req = eio_nop(EIO_PRI_DEFAULT, "my_nop_cb", "1");var_dump($req);eio_cancel($req);// この eio_nop() は処理されますeio_nop(EIO_PRI_DEFAULT, "my_nop_cb", "2");// リクエストを処理しますeio_event_loop();?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
resource(4) of type (EIO Request Descriptor) my_nop 2