Microstrategy-report-cache-flow
提供:Dev Guides
MicroStrategy-レポートキャッシュフロー
レポートキャッシュは、レポートで使用されるデータソースから最近要求された情報を保持するデータストアです。 レポートが初めて実行されるたびに、キャッシュが作成されます。 レポートのキャッシュには、データベース、ファイル、またはWebソースから取得された結果が含まれます。
レポートキャッシュの利点
MicroStrategyキャッシング機能を使用することで得られる利点のいくつかを次に示します。
- キャッシュされたレポートは、データがMicroStrategyソフトウェア内ですでに利用可能であるため、結果をより速く返します。
- キャッシュされたレポートをデータソースに対して実行する必要がないため、計算と派生メトリックを含む実行時間は短縮されます。
- キャッシュには、データソースからの結果が保存され、同じデータを必要とする新しいジョブリクエストで使用できます。
キャッシュの種類
MicroStrategyで使用されるキャッシュには3つのタイプがあります。
- レポートキャッシュ-これらは、事前に計算および前処理された結果です。 これらはIntelligence Serverマシンのメモリまたはディスクに保存されます。 データウェアハウスに対してリクエストを繰り返し再実行するよりも、すばやく取得できます。
- 要素キャッシュ-これらは頻繁に使用されるテーブル要素であり、Intelligence Serverマシンのメモリに保存されます。 ユーザーが属性要素の表示を参照するときに、それらをすばやく取得できます。
- オブジェクトキャッシュ-これらは、後続の要求ですばやく取得できるように、Intelligence Serverのメモリに格納されているメタデータオブジェクトです。
キャッシュを有効にする
キャッシュは、レポートレベルとプロジェクトレベルの両方で有効にできます。 これは、プロジェクト構成エディターを使用して行われます。
プロジェクトレベルでの有効化
キャッシュがプロジェクトレベルで有効になっている場合、プロジェクト内のすべてのレポートはキャッシュ機能を使用します。
レポートレベルで有効にする
レポートレベルで有効にすると、特定のレポートのみがキャッシュを使用します。 レポートがプロジェクトレベルで無効になっていても、レポートレベルで有効にすると、レポートレベルで機能します。
キャッシュの欠点
キャッシュが作成されてからデータソースを介して実行されていないため、キャッシュされたデータは常に最新ではありません。 これは、レポートを実行する前にレポートのキャッシュを削除することで回避できます。 これにより、レポートがデータソースを介して再度実行され、データソースから最新のデータが返されます。 ただし、レポートキャッシュを削除するには管理者権限が必要です。