Linear-integrated-circuits-applications-clampers
クランパー
前の章で、クリッパーについて説明しました。 次に、他のタイプの波形整形回路、つまりクランパーについて説明します。
オペアンプベースのクランパー
- クランパー*は、入力に似ていますが、DCレベルがシフトする出力を生成する電子回路です。 つまり、クランパーの出力は、入力の正確なレプリカです。 したがって、クランパーの出力のピーク間振幅は常に入力の振幅と等しくなります。
クランパーは、出力で入力信号のDCレベルを導入または復元するために使用されます。 入力のDCシフトに基づくオペアンプベースのクランパーには、* 2種類*があります。
- ポジティブクランパー
- ネガティブクランパー
このセクションでは、これら2つのタイプのクランパーについて詳しく説明します。
ポジティブクランパー
正のクランパーは、入力信号が正のDC値だけ垂直方向にシフトするような方法で出力を生成するクランパー回路です。
正のクランパーの*回路図*は、次の図に示されています-
上記の回路では、正弦波電圧信号、$ V _ \ {i} $が、コンデンサ$ C _ \ {1} $と抵抗器$ R_ \で構成されるネットワークを介してオペアンプの反転端子に印加されます{1} $。 つまり、AC電圧信号がオペアンプの反転端子に印加されます。
*DC基準電圧$ V _ \ {ref} $* は、オペアンプの非反転端子に印加されます。 基準電圧$ V _ \ {ref} $の値は、抵抗$ R _ \ {2} $を変えることで選択できます。 この場合、正の値の基準電圧$ V _ \ {ref} $を取得します。
上記の回路は、出力を生成します。これは、正弦波電圧信号$ V _ \ {i} $と基準電圧$ V _ \ {ref} $の組み合わせ(結果の合計)*です。 つまり、クランパー回路は、正弦波電圧信号$ V _ \ {i} $が基準電圧$ V _ \ {ref} $の値だけ上方に垂直にシフトするような方法で出力を生成します。
正のクランパーの入力波形と対応する出力波形は、上図に示されています-
上の図から、正のクランパーが適用された入力波形を出力で*垂直方向に*シフトしていることがわかります。 シフト量は、DC基準電圧の値に依存します。
ネガティブクランパー
- 負のクランパー*は、入力信号が負のDC値だけ垂直にシフトするような方法で出力を生成するクランパー回路です。
負のクランパーの*回路図*は、次の図に示されています-
上記の回路では、*正弦波電圧信号$ V _ \ {i} $ *が、コンデンサC〜1〜と抵抗$ R _ \ {1} $で構成されるネットワークを介してオペアンプの反転端子に印加されます。 つまり、AC電圧信号がオペアンプの反転端子に印加されます。
*DC基準電圧$ V _ \ {ref} $* はオペアンプの非反転端子に適用されます。基準電圧$ V _ \ {ref} $の値は、抵抗$ R _ \ { 2} $。 この場合、負の値の基準電圧$ V _ \ {ref} $を取得します。
上記の回路は、正弦波電圧信号$ V _ \ {i} $と基準電圧$ V _ \ {ref} $の組み合わせ(結果の合計)である出力を生成します。 つまり、クランパー回路は、正弦波電圧信号$ V _ \ {i} $が基準電圧$ V _ \ {ref} $の値だけ垂直方向に下にシフトするような方法で出力を生成します。
入力波形と負のクランパーの対応する出力波形は、次の図に示されています-
出力から、負のクランパーが適用された入力波形を出力で*垂直に*シフトすることがわかります。 シフト量は、DC基準電圧の値に依存します。