Jcl-overview

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JCL-概要

JCLを使用する場合

JCLは、メインフレーム環境で、プログラム(例:COBOL、アセンブラー、またはPL/I)とオペレーティングシステム間の通信として機能するために使用されます。 メインフレーム環境では、プログラムをバッチモードおよびオンラインモードで実行できます。 バッチシステムの例としては、VSAM(仮想ストレージアクセス方式)ファイルを介して銀行取引を処理し、対応するアカウントに適用することができます。 オンラインシステムの例としては、銀行のスタッフが口座を開設するために使用するバックオフィス画面があります。 バッチモードでは、プログラムは、JCLを介してジョブとしてオペレーティングシステムに送信されます。

バッチ処理とオンライン処理は、入力、出力、およびプログラム実行要求の側面が異なります。 バッチ処理では、これらの側面がJCLに送られ、JCLはオペレーティングシステムによって受信されます。

ジョブ処理

ジョブは、多くのジョブステップで構成できる作業単位です。 各ジョブステップは、一連のジョブ制御ステートメントを通じて、ジョブ制御言語(JCL)で指定されます。

オペレーティングシステムは* Job Entry System(JES)*を使用して、ジョブをオペレーティングシステムに受け取り、処理のスケジュールを設定し、出力を制御します。

ジョブ処理は、以下に示す一連のステップを経ます。

ジョブ処理

  • ジョブ送信- JCLをJESに送信します。
  • ジョブ変換- JCLとPROCは、JESが理解できるように解釈されたテキストに変換され、SPOOLと呼ばれるデータセットに保存されます。
  • ジョブキューイング- JESは、JOBステートメントのCLASSおよびPRTYパラメータに基づいてジョブの優先順位を決定します(link:/jcl/jcl_job_statement [JCL-JOBステートメント]の章で説明)。 エラーがない場合、JCLエラーがチェックされ、ジョブはジョブキューにスケジュールされます。
  • *ジョブの実行-*ジョブが最高の優先度に達すると、ジョブキューからの実行に使用されます。 JCLはSPOOLから読み取られ、プログラムが実行され、出力はJCLで指定された対応する出力先にリダイレクトされます。
  • * Purging-*ジョブが完了すると、割り当てられたリソースとJES SPOOLスペースが解放されます。 ジョブログを保存するには、SPOOLからリリースする前に、ジョブログを別のデータセットにコピーする必要があります。