Itext-setting-font
iText-フォントの設定
この章では、iTextライブラリを使用してPDFドキュメント内のテキストに色とフォントを設定する方法を説明します。
PDFのテキストのフォントの設定
文書に段落を追加するには、 Paragraph クラスをインスタンス化し、* add()メソッドを使用してこのオブジェクトを文書に追加する必要があります。 それぞれ setFontColor()および setFont()*メソッドを使用して、テキストに色とフォントを設定できます。
以下は、PDFドキュメントのテキストに色とフォントを設定する手順です。
ステップ1:PdfWriterオブジェクトの作成
以下に示すように、文字列値(PDFを作成する必要があるパスを表す)をコンストラクターに渡すことにより、PdfWriterクラスをインスタンス化します。
このタイプのオブジェクトがPdfDocument(クラス)に渡されると、このドキュメントに追加されたすべての要素が指定されたファイルに書き込まれます。
ステップ2:PdfDocumentの作成
以下に示すように、PdfWriterオブジェクトをコンストラクターに渡すことにより、PdfDocumentクラスをインスタンス化します。
PdfDocumentオブジェクトを作成したら、そのクラスが提供するそれぞれのメソッドを使用して、ページ、フォント、添付ファイル、イベントハンドラーなどのさまざまな要素を追加できます。
ステップ3:Documentクラスを作成する
パッケージ com.itextpdf.layout の Document クラスは、自給自足のPDFを作成する際のルート要素です。 このクラスのコンストラクターの1つは、クラスPdfDocumentのオブジェクトを受け入れます。
以下に示すように、前の手順で作成した PdfDocument クラスのオブジェクトを渡すことにより、Documentクラスをインスタンス化します。
ステップ4:テキストの作成
以下に示すように、パッケージ com.itextpdf.layout.element の Text クラスをインスタンス化して、テキストを作成します。
ステップ5:テキストにフォントと色を設定する
以下に示すように、パッケージ com.itextpdf.kernel.font のクラス PdfFontFactory の* createFont()メソッドを使用して、 *PdfFont オブジェクトを作成します。
次に、このメソッドに Text クラスの* setFont()メソッドを使用して、フォントをテキストに設定します。 以下に示すように、パラメータとして *PdfFont オブジェクトを渡します。
テキストに色を設定するには、次に示すように、Textクラスの* setFontColor()*メソッドを呼び出します。
ステップ6:段落にテキストを追加する
ステップ7:文書に段落を追加する
以下に示すように、 Document クラスの* add()*メソッドを使用して、文書に段落を追加します。
ステップ8:ドキュメントを閉じる
以下に示すように、 Document クラスの* close()*メソッドを使用してドキュメントを閉じます。
例
次のJavaプログラムは、iTextライブラリを使用してPDFのテキストに色とフォントを設定する方法を示しています。 fonts.pdf という名前のPDFドキュメントを作成し、テキストをフォーマットし、パス C:/itextExamples/ に保存します
このコードを FormatingTheText.java という名前のファイルに保存します。
次のコマンドを使用して、コマンドプロンプトから保存したJavaファイルをコンパイルして実行します-
実行時に、上記のプログラムは、次のメッセージを表示するPDFドキュメントを作成します。
指定したパスを確認すると、以下に示すように、作成されたPDFドキュメントを見つけることができます。